フリーランスとして独立する場合、長く活動するなら事前の準備は必須です。
ほとんどの仕事において印鑑や名刺は欠かせませんが、これはIT系も例外ではありません。むしろ、人同士の繋がりが重視される仕事なので、特にこれらの準備は重要と言えるでしょう。
IT系のフリーランスが使用する印鑑や名刺だからと言って、別な仕掛けは不要です。奇をてらった作りにしても使いにくく、周りへ与える印象も悪くなります。
IT系の仕事は歴史が浅く、先入観や偏見があるのは否定できない事実なので、周りから受け入れられる無難なデザインにするのが賢明です。一方で埋没を避けるためにIT系らしい、革新的なデザインを取り入れる工夫も求められます。
一般的な印鑑は印面が円形の丸印ですが、法人の場合は四角形の角印を使う傾向にあります。個人名の他に屋号を記す必要があることから面積が広い角印が使われていますが、これはIT系でも同様です。
フリーランスは法律上、個人事業主扱いになります。個人名を記した丸印とフリーランスとしての立場を示す際に使う角印を使い分けることになります。
名刺は自身の名前と肩書き、簡潔にまとめた仕事内容を記すのがIT系の慣例になっていますが、一方で個人情報の拡散を忌避する傾向があるのも事実です。住所を省略する、連絡先はメールアドレスだけを記載するなど、他の業種ではほぼ見られない特徴があります。
レンタルオフィスの住所を記載するのも、IT系の名刺では珍しくない工夫です。